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在宅部門 ご利用者の声

癌で余命が少なくなったとき、あなたは何を望まれますか?

癌に伴う痛みやその他の症状をご自宅でコントロールし、自分らしい時間をご家族と共に過ごしていただくことが、私達の願いです。

K.M 様(京都市) ●優しい笑顔で、ゆっくりと
夏の日、食道癌で夫が他界した。始めて蝉の声を聞いた次の日でした。ベットからベランダ越しの電線に小鳥がつがいで寄り添い、小枝がゆれて、その間から白い雲が流れゆく、下の公園からは子供の声がしていました。住宅でしか味わう事の出来ない風景で、最期を過ごせた夫の幸せを、今、かみしめています。 「母さん、母さん、早く来てごらん」何事かと台所から濡れた手をエプロンで拭きつつ急ぐ私にしてみたら何でもないことで、小鳥が二羽、電線に飛び立ってきただけでした。
夫は大きな病院の入退院を三度繰り返して、味気ないカーテンの中でひとり孤独と闘った結果、こんなに小さな幸せを感じているのだと痛感してました。なすすべの無い末期患者に「免疫療法をしませんか?効く、効かないはしてみないと解りませんが。食道癌には始めての試みです。」冷たく響くドクターの声に夫は透かさず「家に帰ります。」と言いました。私は一気に不安がこみ上げてきました。一日考えました。ここまできたら夫の胸中は覚悟しての事だろう。と、在宅での介護を選びました。病院の先生(担当医)からのお勧めでペインクリニック角野先生に出逢えたのです。
私は介護をしつつ、多くの学びも出来ました。便秘の時、看護師さんは指で出しても下さった。痰を吸引器で吸い取り、酸素まで用意されていたお陰で沢山の思い出も出来ました。リハビリチェアーで家のシャワーも浴びました。好きな演歌枕元で二人で歌いました。赤ちゃんのようにいとおしく、手をつないで寝ました。ストローで水をあげ、スイカも小さく切って食べました。歯みがきもできました。今、夫は家族の者みんなの心の中に生きています。最期は子供と孫、そして娘婿、嫁に囲まれ、声の出る限り「おじいちゃーん、じーじー、お父さーん」と呼び続け、夫の手を強く握り大きく三回深呼吸して、大つぶの涙を二つポロリとして笑うような口元で、いつもの優しい顔だった。眠ってるようにして・・・・・
先生や看護師さんも顔を真っ赤にくしゃくしゃにして泣いてくださった。在宅ホスピス、ペインクリニックを選んで本当に悔いのない看護が出来た事、心から深く感謝しています。広く多くの方々や、苦しんでいる方々に伝えたいと思います。。


N.T 様(京都市) ●天国へ旅立った妻
妻は私より先に天国に旅立ってしまいましたが、病院から自宅に帰ってからは、かどのクリニックの先生の、家族に劣らぬ看病に対し、心より感謝いたします。妻も最期は、きれいな顔をして、眼に涙を出して感謝の気持ちで天国に帰って行ったと思っています。 私は、もっと長く夫婦で暮らしたいと願っておりましたが・・残念ですが、最期は眠るように行ってくれました。病気中は私たち、過去のことを色々と話し合って、息子夫婦が私たちを大事にしてくれたことや、孫が4人できてからも、夫婦ともに大事にしてくれた事など話し合い、共に喜んだことなど今、思い出しております。 このことを思い本人は、たぶん癌だったことは知らずに死んだこととは思います。家に帰って最期を全うしたことや、私共家族一同に見守られことは幸せだったと思います。 先生及び看護師さん方に対し感謝申し上げます。


 

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